QR・バーコード読み取りプラグインについて

kintone 上で QR・バーコード読み取りを可能にするプラグインです。
一覧・編集画面別に QR・バーコード読み取りカメラを起動するボタンを作成することができます。



設定方法

  1. 読み取りカメラ起動ボタンを設置するエリアを設定する

    • 一覧エリアに起動ボタンを配置する場合
      1. アプリの管理者権限を持つユーザーで設定を開きます。

        アプリ一覧画面


      2. 一覧タブを開きます。

        アプリ設定画面フォームタブ


      3. +ボタンで一覧(View)を作成します。
        すでに一覧を作成している場合は、設定する一覧の「編集」ボタンをクリックしてください。

        アプリ設定画面一覧タブ


      4. 今回はすでに作成済みの一覧を使います。
        一覧名を編集します。読み取りカメラ起動ボタンを設置する一覧(View)の名前になります。
        新しく一覧を作成した方はkintone ヘルプを参考に、表示形式の設定、絞り込み、ソート設定を行ってください。

        アプリ設定一覧設定画面


      5. 今回は入荷情報を QR・バーコード読み取りプラグインから登録するアプリなので「入荷一覧」という一覧名にします。
        左上の「保存」ボタンをクリックして、プラグインの設定に必要な一覧の設定は完了です。

        アプリ設定一覧設定画面


      6. 「アプリを更新」ボタンをクリックして、「OK」ボタンをクリックして更新してください。

        アプリ設定画面一覧タブ
        アプリ設定画面一覧タブ


    • 編集画面に起動ボタンを設置する場合

      1. アプリの管理者権限を持つユーザーで設定を開きます。

        アプリ一覧画面


      2. フォームタブを開きます。

        アプリ設定画面フォームタブ


      3. スペースフィールドをボタンを配置したい位置に設置します。

        アプリ設定画面フォームタブ


      4. 設置したスペースフィールドの設定を開きます。

        アプリ設定画面フォームタブ


      5. 任意の要素 ID を入力してください。

        アプリ設定フォームタブ、スペースの設定画面


      6. フォームを保存します。

        アプリ設定画面フォームタブ


      7. 「アプリを更新」ボタンをクリックして、「OK」ボタンをクリックして更新してください。

        アプリ設定画面フォームタブ
        アプリ設定画面フォームタブ


  2. プラグイン設定画面を開く

    1. アプリの管理者権限を持つユーザーで設定を開きます。

      アプリ一覧画面


    2. 設定タブを開きます。

      アプリ設定画面フォームタブ


    3. カスタマイズ/サービス連携メニューの「プラグイン」をクリックします。

      アプリ設定画面設定タブ


  3. アプリにプラグインを追加する

    1. 左上の「プラグインの追加」ボタンをクリックします。

      プラグイン追加画面


    2. 現在 kintone 上に取り込まれているプラグイン一覧が表示されます。
      プラグイン一覧から、QR・バーコード読み取りプラグインを選択(チェック)します。

      ※プラグイン一覧に該当のプラグインがない場合、プラグインをkintoneシステム管理に
       追加する必要があります。kintone ヘルプに沿って、ダウンロードセンターから取得した
       プラグイン(zipファイル)を追加して下さい。

      アプリに追加するプラグインの選択画面


    3. 右下の「追加」ボタンをクリックします。

      アプリに追加するプラグインの選択画面


    4. 追加したプラグイン一覧に QR・バーコード読み取りプラグインが表示されていたら、完了です。

      プラグイン追加画面


  4. プラグインの設定を行う

    1. 歯車アイコンから設定画面を開きます。

      プラグイン追加画面


    2. 一覧画面に設置する読み取り設定を作成する (任意)
      ここでは、表示する一覧別に QR・バーコード読み取りの設定が可能です。

      1. 一覧画面設定タブを表示します。

        プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


      2. 「新しい設定」ボタンをクリックして、QR・バーコード読み取りの設定を作成します。

        プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


      3. 「設定内容を編集してください」をクリックして設定を開きます。

        プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


      4. 1 で作成した一覧(View)を選択します。この設定では、ボタンを配置する一覧を選択します。

        プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


      5. ボタン名称を任意で設定してください。特に変更なければ「カメラ起動」という名称のボタンになります。

        プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


      6. 前処理設定を行う

        1. 読み取るQR・バーコードの文字コードを選択してください。
          変更しない場合は、UTF-8で読み取った値を入力します。

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        2. 制御文字を変換する方法を選択してください。
          空文字を選択した場合は下記のように変換します。
          (例)\x1EABC→ABC

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        3. 読み取り値を入力するフィールドを選択してください。
          フィールド対応はコチラの表を参考にしてください。

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        4. 文字列をトリミングする場合は、開始桁、終了桁を入力してください。
          (例)読み取り値が「12ABC345」の場合
          開始桁:3,終了桁:6 →「ABC」
          開始桁:6  のみ →「345」
          終了桁:5  のみ →「12ABC」

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        5. 読み取り値を入力する条件を指定する場合は、入力条件ボタンを押下します。

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        6. ダイアログが表示されます。
          読み取り結果を入力する条件を設定してください。

          (図の例)読み取り値の 1 桁目が A の場合に入力する
          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        7. 適用を押下して設定を保存してください。

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        8. 同じ入力フィールドに対して条件分岐を設定する場合は、設定の複製を利用して必要な部分のみ修正してください。

          (図の例)条件によって、商品 ID フィールドに登録する文字列の桁数を変える場合
          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ


        9. 今回の設定内容では、下記のようなボタンが一覧上に追加されます。

          プラグイン設定画面一覧画面設定タブ



    3. 編集画面に設置する読み取り設定を作成する(任意)
      ここでは、スペース別に QR・バーコード読み取りの設定が可能です。

      1. 詳細画面設定タブを表示します。

        プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


      2. 「新しい設定」ボタンをクリックして、QR・バーコード読み取りの設定を作成します。

        プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


      3. 「編集画面上部ヘッダー」をクリックして設定を開きます。

        プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


      4. 1 で作成した Space の SpaceId を入力します。
        SpaceId を指定しない場合、編集画面上部のヘッダー部分にボタンを配置します。

        プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


      5. ボタン名称を任意で設定してください。特に変更なければ「カメラ起動」という名称のボタンになります。

        プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


      6. 前処理設定を行う

        1. 読み取るQR・バーコードの文字コードを選択してください。
          変更しない場合は、UTF-8で読み取った値を入力します。

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        2. 制御文字を変換する方法を選択してください。
          空文字を選択した場合は下記のように変換します。
          (例)\x1EABC→ABC

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        3. 読み取り値を入力するフィールドを選択してください。
          フィールド対応はコチラの表を参考にしてください。

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        4. 文字列をトリミングする場合は、開始桁、終了桁を入力してください。
          (例)読み取り値が「12ABC345」の場合
           開始桁:3,終了桁:6 →「ABC」
           開始桁:6  のみ →「345」
           終了桁:5  のみ →「12ABC」

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        5. 読み取り値を入力する条件を指定する場合は、入力条件ボタンを押下します。

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        6. ダイアログが表示されます。
          読み取り結果を入力する条件を設定してください。

          (図の例)読み取り値の 1 桁目が A 以外の場合に入力する
          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        7. 適用を押下して設定を保存してください。

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        8. 同じ入力フィールドに対して条件分岐を設定する場合は、設定の複製を利用して必要な部分のみ修正してください。

          (図の例)条件によって、商品 ID フィールドに登録する文字列の桁数を変える場合
          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


        9. 今回の設定内容では、下記のようなボタンが編集画面上に追加されます。

          プラグイン設定画面詳細画面設定タブ


  5. プラグインの設定を保存する(必須)

    1. 画面下部にある「設定を保存」ボタンをクリックします。

      プラグイン設定画面


    2. 画面左下に画像のような緑のバーが出たら、保存完了です。

      プラグイン設定画面


    3. 緑のバーの一番右にある「アプリの設定に戻る」をクリックします。

      プラグイン設定画面


    4. 「アプリを更新」ボタンをクリックして、「OK」ボタンをクリックしたら完了です。

      アプリ設定画面設定タブ
      アプリ設定画面保存確認ダイアログ


  6. プラグインの設定を他のアプリで使用する

    1. 画面下部にある「設定をダウンロード」ボタンをクリックします。

      プラグイン設定画面


    2. ダウンロードが実行されるとブラウザ上部に赤枠のようなダウンロードボックスが表示されます。

      プラグイン設定画面


    3. 設定の移行先アプリのプラグイン設定で「設定をアップロード」ボタンをクリックして、先程ダウンロードしたファイルを選択します。

      移行先アプリのプラグイン設定画面


    4. 下部に黒色のバーが出て、設定が追加されていれば完了です。

      移行先アプリのプラグイン設定画面


対応フィールド

下記表が QR・バーコードの読み取り値の入力に対応しているフィールドです。

フィールド 入力可能項目
作成者 ×
作成日時 ×
更新者 ×
更新日時 ×
文字列(1 行)
リッチエディタ―
文字列(複数行)
数値
計算 -
ラジオボタン
チェックボックス
複数選択
ドロップダウン
日付 〇*1
時刻 〇*1
日時 〇*1
添付ファイル ×
リンク
ユーザー選択
組織選択
グループ選択
ルックアップ 〇*2
関連レコード一覧 -
テーブル ×*3

*1 下記フォーマットに対応しています。 フォーマットに合わない値はフィールドへの入力ができません。
YYYY/MM/DD,YYYY-MM-DD,
YYYY/MM/DD HH:mm,YYYY-MM-DD HH:mm,
YYYY/MM/DD HH:mm:ss,YYYY-MM-DD HH:mm:ss,
YYYY/MM/DD HH:mm:ss.sss,YYYY-MM-DD HH:mm:ss.sss,
YYYY/MM/DD HH:mm Z,YYYY-MM-DD HH:mm Z
*2 自動ルックアップに対応しています。
*3 テーブル内フィールドは入力項目として選択できません。

注意事項