株式会社東郷製作所様

お客様事業紹介

東郷製作所は、明治14年に「村の鍛冶屋」として創業。昭和に入り自動車用小物ばねメーカーに転進し、現在は常時400社と取引きする自動車用小物ばねのNO.1メーカーです。
創業から130年以上にわたり培った「ものづくり」の技術と、新たな技術への応用力を武器に、次世代自動車の部品開発をはじめ、介護福祉分野でのロボット技術開発など新たな技術の発展にも挑戦しています。主力商品であるホースクランプはトヨタ向けシェア100％、国内シェア70％、世界シェア30％を獲得し、「ばねの東郷」として取引先からも高い評価を得ています。"「昨日よりもよい品」で社会に奉仕する"の社是のもと、世界に通用するものづくり企業として活躍されています。

今回、マネージドセキュリティサービスの導入に携わったデジタル推進課の村瀬氏に、導入の背景からその後の運用についてお話を伺いました。

ご検討の背景

昨今、サプライチェーンに重大な影響を及ぼすサイバー攻撃の被害が増加している中、取引先からはセキュリティ対策状況の問い合わせが多数届いており、取引先のセキュリティガイドラインへの対応が急務となっていました。また、自社要員のみで社内のシステムを24時間365日監視することは難しく、ベンダーのサポートを含めた監視体制を確立する必要がありました。

24時間365日体制の監視サービスに加え導入後の継続的なサポートを評価

今回ＣＩＳより提案いただいた、「マネージドサービスfor EDR ¹」は、24時間365日でのSOC監視体制に加え、専任のセキュリティ技術者にセキュリティ全般の運用相談が出来る定期訪問（年2回）など、継続的なサポートも充実しています。これにより、有事の際にも迅速で適切な対応が提供されることが期待できました。さらに第三者機関の評価も高いパロアルトネットワークスのエンドポイントセキュリティCortexを活用したサービスで、ＪＢグループがサポートする約20万台のPCではマルウェア被害が全くないと聞いていましたので、大変安心感がありました。

また、弊社ではWindowsサーバーの導入を長年ＣＩＳに依頼しており、担当のSEは、東郷製作所内のサーバー環境を熟知しています。障害発生時に迅速に障害復旧にあたってくれるＣＩＳのSEの存在には大きな安心感がありました。
ＪＢグループによる24時間365日体制での監視と実環境を熟知しているＣＩＳのSEの存在が弊社にとってなくてはならないものと再認識しました。

¹ EDRはEndpoint Detection and Responseの略。マネージドサービスfor EDRはエンドポイントのセキュリティ対策として重要な、マルウェアの“感染の防御”と“攻撃の予兆検知・事後対応”における運用を支援するＪＢグループのセキュリティサービスです。

導入後のメリット

セキュリティリスクの可視化により迅速に対策を打つことが可能に

重要アラートのサマリーや利用状況の可視化レポートが定期的に提供されるため、今まで見えていなかった社員のパソコン利用状況を確認できるようになり、迅速に対策を打つことができるようになりました。またこれまでパソコンの利用状況に関しては問題意識が薄かった傾向がありますが、今回のサービス導入をきっかけに社内でセキュリティ意識が高まったように思います。また、セキュリティに関する事故や動向などの最新情報を専任のセキュリティ技術者の知見を交えて提供いただけるため、社内への注意喚起に利用しています。今後も、定期訪問での状況確認の際にはセキュリティに関する困りごとを相談させていただきながら、引き続き弊社のIT活用に伴走してくれることを期待しています。

今後の展望

関連会社への展開を進めており、今後は自社内だけでなく、東郷グループ全体のセキュリティ強化に努めていく予定です。今回のセキュリティ強化をきっかけに社員のセキュリティ意識の向上も狙っていきたいです。

CIS担当者

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