センパイ × コーハイ TALKING

金子 隼介

2020年入社 / 超高速開発推進部

後輩

天野 僚太

2018年入社 / 超高速開発特命プロジェクト

先輩

トークテーマ

あなたにとって
独自性の追求 とは?

CISは経営理念として、「お客様第一」「独自性の追求」「誇りを持った専門家集団」という3つの理念を掲げています。その内の一つ「独自性の追及」をテーマに、先輩・後輩のおふたりの考えを聞きました。

お客様第一 独自性の追及 誇りを持った専門家集団

Q はじめに、金子さんにとって
天野さんはどんな先輩ですか?

金子 SEとしてだけではなく、社会人としても目標となる存在です。
CISに入社し、研修終了後の半年間はOJTを経験したのですが、その時の心の拠り所が天野さんでした。
大学での開発経験がほとんどないに等しく、右も左もわからない状態。そんな私がSEとして一人前になれるよう、入社して1年目でシステムを設計/開発し、お客様に納品するという一連の開発業務を天野さんに教えてもらいながら体験しました。
テレワークが続き疑問点が日々増え、長くなりがちな会議。そんな中でも私の疑問に対して一つずつ答えてくれました。ただ一方的に教えてもらうだけではなく、「より使いやすいシステムにするためにはどんな機能を追加すればよいか」など、私自身で疑問を持ち、考えるという“自主性”や“相手視点”が大事であることを気付かせてくれました。
SEとしてITに対する幅広い知見を持ち、社会人として威風堂々とした立ち振る舞いやカリスマ性から人望が厚い天野さん。その背景には、普段から様々なことに対して自分から興味を持ち調べ、発信し、習得する努力家の側面があると考えています。

Q では、天野さんにとって
金子さんはどんな後輩ですか?

天野 本当に一言でいうと「できる後輩」です。
新入社員の時に大事なことは「目的を把握する、実践経験、改善する、わからないことを聞く」ことだと思っています。これらすべてが最初から実践できていた後輩だと思います。
新入社員のころは先輩から作業を指示されて、作業を実施して、レビューを行い、修正するということを行うと思います。普通は作業を実施するにあたって「言われたからそうやりました」というスタンスで作業をするのですが、金子さんは言われたからではなく、「わかりやすいから」などの明確な理由をもって作業を実施していました。だからレビューの指摘事項に対してもきちんと理由を理解して改善をしていくことができ、自分でわからないことを調べて解決することもすぐにできるようになっていきました。そのため当然成長スピードも著しく、すぐに仕事を任せられるようになりました。
最初に“一言でいうと”という前置きをしましたが、前置きなんていらない「できる後輩」です。

Q 金子さんが実践している
「独自性の追求」は何ですか?

金子 「疑問を持ち、改善し続ける」ことです。
SEはお客様のニーズに応えるためにシステム開発や技術支援などの作業を行うのですが、お客様により満足いただくためには作業計画を入念に行い、品質を高める必要があります。
しかし、計画当初では想定できなかった問題が実際に作業を行うことで発覚することも少なくありません。そこで、計画した作業が本当に意味があるのか、別のアプローチで実施できないか検討してみたり、時にはツールを用いた自動化を取り入れる等、様々な視点から考えてみます。入社当初は作業を我流で進めることで非常に時間がかかることもありました。現在は上司や先輩からアドバイスをいただきながら改善し、作業の質を高めることができていると思います。
お客様の最大の理解者であるためには、信頼できる関係を築く必要があります。そのためには、日々の業務のやり方に疑問をもち、より良いやり方を考える習慣をつけることが大事だと考えます。

Q 「独自性の追求」という理念について
後輩に伝えていきたいことは?

天野 「あなただからできる。あなただったら任せられる」を目指すことです。
本当はあなたがCISという言葉に代わり「CISだからできる。CISだったら任せられる」という風になります。私もまだ学びの途中で先頭に立つ立場ではないのでCISを個人に置き換えて考えています。これはすべてができるようにならなければいけないというわけではなく、1つの分野、または1つの事でもいいです。それを増やしていきCIS全体で実践できれば「CISだからできる。CISだったら任せられる」につながっていきます。
だからまずは、このことなら先輩にだって負けない!という事を見つける、または探してそれを育てていくというのを実践してほしいです。CISには経験豊富な先輩方が多く、新入社員の時は「あの人の劣化版だなぁ」と思うこともありました。
ただ自分“だから”できることを探して、今では「天野だからできる。天野だったら任せられる」という風に言ってもらえるようになりました。金子さんにもそういう風に育っていってほしいです。

Q 一緒にしたお仕事で
印象に残っているエピソードは
ありますか?

金子 2年目を迎えた直後に参加した、Web問い合わせシステムの再構築プロジェクトです。
天野さんと私は、システムのフロントエンド(システム利用者に見せる画面周りの処理)の開発を中心に行いました。私にとっては初めてのプロジェクト参加となり、参加当時はチームの一員として作業することへの期待・不安ともに多かったです。
再構築を行うにあたり、既存のシステムの仕組みを理解し、より利用し易いシステムにするためにお客様へヒアリング、要望を深堀することが必要でした。また、チーム間で作業を効率的に進めることができるよう、認識合わせを意識する必要がありました。そのどちらも達成するためには、作業の根拠となる資料を作成する「エビデンス化」が大事です。初めの頃はその意識が不足し、認識ズレが発生してチームの皆さんに迷惑をかけることがありました。
しかし、天野さんが作成された資料はとても分かり易く、その内容について問われることがあっても的確な説明をされていたことが印象に残りました。そうした立ち回りに倣うことで、私もプロジェクト後期には分かり易い資料の作成、自信をもった報告ができるようになったと思います。本プロジェクトを通して、一つ一つの仕事を丁寧に行うことの大切さを理解することができました。

天野 私もヘルプラインシステムの再構築プロジェクトです。
このプロジェクトを機に私も金子さんも大きく成長ができたと思います。全てが新しい技術を使っての実装だったため、何が最適なのか、どうすればいいのかを模索しながらのプロジェクトでした。その中でもユーザーインターフェース(UI)周りを任されて、どうすればユーザーはわかりやすいか、使いやすいかを考え、それに基づいてどう実装すればいいかを常に考えて実施していました。
私の作業量が多く、急遽金子さんにも参加、実装を手伝ってもらいました。実装の手段を私が考えて伝えるだけで金子さんはその方法をマスターし実装してくれていたため、ほとんど金子さんに任せて実装してもらった箇所も多くとても助かりました。それと同時に「ここまで育ってくれたか」という思いと、成長スピードの速さに「これはすぐに追い抜かれてしまう」と思ったのを覚えています。
無事プロジェクトが終わり、私が選定した新しい技術を採用したプロジェクトだったことと、金子さんにとっては初めてのプロジェクト参画ということでお互い大きく成長ができたと思います。

Q 最後に、技術職を希望している
就活生の皆さんに
メッセージをお願いします

金子 よく言われる「未経験でも大丈夫」は本当です。
入社後の集合研修ではSEとして求められる技術知識を一から習得することができ、既に開発を経験済みの方は更にステップアップ可能です。研修終了後はその人のレベルに合ったOJTプランを先輩と一緒に進めていくため、わからないところがあれば質問できる環境が整っています。
また、ひとことにSEといっても開発ばかりではなく、コミュニケーションの機会も多いです。お客様と一緒に開発するシステムの仕組みを考えたり、システム納品後のサポートを行ったりと、業務内容は多岐に渡ります。プログラミングや設計などの基本的な考え方は一度経験してしまえば未知の分野に対して応用しやすく、成長を実感しやすい職種でもあると考えています。
「ITを利用していろんな挑戦をしたい!」そんな方にはSEが向いているのではないでしょうか。

天野 技術職は勉強の毎日です。
ITは日々いろいろな新しいサービスであったり、アップグレートがされていき、今は最善だと思って作ったものが数か月後には使えなくなってしまった、なんてことはよくあります。習得する、または知識として持っておかなければならないことも多岐にわたります。アプリを作るためのプログラミング言語はもちろん、UI、インフラ、データーベース、外部サービス…などなど。
こう聞くと「勉強はちょっと苦手だなぁ」と思ってしまう方は私には向いていないかもと思ってしまうかもしれません。ただ、少し考えてみてください。好きなことややりたいと思ったことについて調べる時間は苦痛でしょうか?逆にそう思って調べたり勉強したりした時間はあっという間に過ぎて満足感に満ち溢れていませんか?だから、「技術職はITの探求。そして熱中の毎日」と聞いてやりたいと思えるのであれば技術職を目指してみてもいいのではないでしょうか。

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