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クラウドネイティブ & コンテナ 勉強会 開催レポート

2020年02月26日

2020年2月18日、弊社研修ルームにIBMのエンジニアの方々を招いて、クラウドネイティブ & コンテナ勉強会を開催しました。
その模様をお伝え致します。

開催のきっかけ

最近、エンジニア同士の会話で必ずと言っていいほど話題になるテーマ「コンテナ」。
雑誌の記事などで言葉としては理解しているものの、まだ充分に活用出来ているとは言えません。

弊社代表福田さんが、
“トップレベルのコンテナエンジニアを多く育てたい”
という想いをIBM様にお伝えしたところ、お力を貸して頂ける事となり、座学とハンズオン形式での勉強会が実現しました。

勉強会スタート!

コンテナ技術の基礎知識を、経験豊富なエンジニアから直接学べるとあって、20名を超える参加者が集まりました。

新人からベテランまで、アプリエンジニアもインフラエンジニアも参加し、少しでも仕事に活用出来ればと、緊張した中で勉強会がスタートしました。

冒頭、弊社代表の福田さんが壇上に立ち「ぜひ有意義な時間を過ごして下さい!」とエールを送りました。みんな意欲満々です。

座学「クラウドネイディブへの旅」

最初に、エンジニアをとりまく環境の変化やビジネスで求められているテクノロジーについての座学を実施しました。

講師は、
日本アイ・ビー・エム株式会社 クラウド事業本部 クラウド・テクニカル・セールス Advisory Architectの 佐藤 光太さんに務めて頂きました。
「今日の為に作った資料なので時間通りに進められなかったらごめんなさい。」とおっしゃっていましたが、きれいで解り易いスライドでご説明頂き、とても理解しやすかったです。
またときには ジョークを入れて会場の雰囲気を和やかにして頂きました。
佐藤さん本当にありがとうございました。

楽しい講義は、あっという間に終わってしまいました。
「クラウドネイティブって何?」って思っていたのですが、ぼんやりとしていたイメージがとても鮮明になりました。

特に印象的だったのは、「"絶対に止めないシステム"から"絶対に止めないビジネス"へ…」という言葉。
これまでは、システムが止まったらビジネスも止まってしまうと考えていたのですが、コンテナ技術の活用によって、
いくつかのシステムが停止したとしてもビジネスを継続する事が出来ると知り、とても魅力的な技術だと感じました。

ハンズオン「もくもく会」

続いて、IBM社のクラウドサービス「IBM Cloud」を使ってハンズオン形式での“もくもく会”が開催されました。
初めての「もくもく会」。ちょっと戸惑いつつも、各自でテキストを見ながらコマンドを実行し、“もくもく”と実習を進めていきました。

ここからは、佐藤さんに加えて、IBM developer advocateの萩野たいじさんと、IBM Championの三浦耕生さんがサポートしてくれました。IKS (IBM Cloud Kubernetes Service)を使い、コンテナに入れられたWebアプリケーションを簡単に公開する方法や、実行したままでバージョンアップをする方法などを学びました。

ひと通り実習が終わると佐藤さんから最後の課題が出されました。それは意外にも40年前に流行ったアーケードゲームをコンテナで操作するというもの。

課題は、ゲームをWebブラウザで楽しめるようにWeb上に公開したり、1プレイでライフが1つしかないバージョンから、ライフが3つある新バージョンにすばやくバージョンアップしたりして、コンテナ技術の効果を体感しました。
なかには授業そっちのけでゲームのハイスコアに挑む人も。
たくさんの笑顔に包まれながら4時間弱の勉強会が無事に終了しました。

勉強会を終えて

参加したエンジニアに感想を聞いたところ、
「今まで会社の勉強会といえば、緊張しっぱなしで結構疲れるものが多かった。でも今回はとてもユーモアに溢れていたし、フレンドリーに講師と接する事が出来た。ハンズオンでは遠慮なく質問する事が出来て大変楽しかった!」と応えてくれました。

また、勉強会が終わっても多くの参加者が質問をしていたり、ホワイトボードを使って覚えた事を絵に書いてみたりと、イベントの熱量がなかなか下がらなかったのが印象的でした。

講師と参加者が双方向でコミュニケーションを取り合い、スキルを高めて、キャリアを築いていく…。 そんな新しいイメージを感じられた勉強会だったと思います。
これからも継続的に実施出来たらうれしいです。

きっと この勉強会をきっかけとして、多くのコンテナエンジニアが活躍することになると思いますよ。

以上、クラウドネイディブ & コンテナ 勉強会 開催レポートでした!