フタバ産業株式会社 技術本部様

メインCADシステム移行に伴う、移行初期でのモデリング業務の効率低下を最小限に抑えたスムーズな立上げを目標として、"CATIA V5" + "Excel マクロ" 活用による業務効率化・標準化を実現。

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“CATIA V5 のテンプレートモデルを利用して、モデリングにかかる時間を 約70% 削減”

CATIA V5活用によるモデリング業務の効率化・標準化

お客様紹介

フタバ産業様は、愛知県岡崎市に本社を置く自動車プレス部品のトップメーカーです。
マフラーの国内シェアはトップであり、ボデー部品やサスペンション部品の軽量化、コスト競争力に強みを持っています。
また、地域サポートにも注力しており、少年野球大会を企画するなど地域活性化の活動にも取り組んでおります。

お客様の課題と導入背景

OEMとの連携強化を目的とし、OEM各社にて多く採用されている "CATIA V5" をメインCADシステムに決定。
しかし、これまでは一部の設計者しか使用していない状況から、CATIA V5 の操作スキル不足による移行初期でのモデリング業務の工数増大および、作成したモデルの流用性低下が懸念され、基礎教育の実施のみでは対応困難との判断から、CATIA V5 の機能をFullに活用したモデリング業務の効率化・標準化の推進が急務となる。

選定されたモデリング業務の効率化・標準化ソリューション

CATIA V5 のテンプレートモデルを利用して、モデリング業務の効率化・標準化を実現

操作スキル不足によるモデリング業務の工数増大への対策として、CATIA V5 のナレッジ機能を利用し、数値入力などの簡単な操作でモデリング可能なテンプレートモデルの活用を検討しました。

テンプレートモデルとは、予め形状検討に必要な要件をモデルに盛り込み、ひな形として用意したモデルのことで、各部品毎に作成し、そのモデルに数値化した各種要件を入力することで形状を作成でき、設計の標準化が実現できます。

また、各種技術標準や社内規格、製造要件などもモデルに盛り込むことで、検討の抜け・漏れの削減と、形状チェックの精度が向上し、手戻りや不具合の削減に効果的です。
数値の入力に関しては、Excelマクロと連携することで、Excelシートに作成した図表を確認しながら入力が行えるようになり、入力ミスを削減することができました。

一方、テンプレートモデルに盛り込むべき内容を精査し、対応できる部品形状の範囲を拡大させるための検討を充分に行うことが重要で、この検討には時間を要しました。
汎用性を高めることで、頻度の低い要件への対応は除外することになりましたが、開発コストを抑えることができ、設計のベース形状の作成を効率化できました。

これにより、設計者への負担、モデリングに必要な工数の低減および、手戻りや不具合の削減に効果があることが確認できたため、本格的に採用することになりました。

これまでのCADによるモデリング業務と比較して、ベースモデルの作成に必要な工数の低減と、手戻りや不具合の削減に効果があると評価いただいています。

CATIA V5 + Excel マクロ によるマフラー設計業務のプロセスを標準化

"CATIA V5"+"Excel マクロ" 連携により、Excelの各シートにマフラー設計業務のプロセス毎の検討に必要な情報を明示することで、プロセスの標準化を実現しました。
設計者は、Excelのシートに表示されたプロセスを左から順番に実施することで、「構想設計」→「構成部品の設計」→「ASSY設計」→「図面作成」を行うことができる様に工夫しました。
これにより、検討の抜け・漏れを防止し、スキルの差に左右されることなく、設計品質を一定のレベル以上に保つことが出来ました。

また、各プロセスでCADの操作が必要な作業を極力自動化し、Excelシートへの数値入力で多くの作業ができる様にすることで、設計者への負担が低減されました。
検討用のスケルトンモデル、各構成部品の3Dモデルと2D図、ASSYモデルと2D図の作成まで自動化に対応しています。
それ以外にも、解析用のモデル作成に CATIA V5 の機能である "パワーコピー" の活用、設計補助用にマクロで作成した自動化ツールを導入し、効率化・標準化を目指しています。

今回のソリューション導入により、ベースとなるモデルの作成にかかる時間を 約70% 削減することが出来ました。

導入プロダクトのご紹介

ダッソー・システムズ CATIA V5

会社名:フタバ産業株式会社 技術本部
URL:http://www.futabasangyo.com/
事業内容:
自動車等車両部品、情報環境機器部品、及び治具溶接機の製造販売

CIS担当者

“"CATIA V5" + "Excel マクロ" 活用による業務効率化・標準化を実現。”

デジタル・エンジニアリング推進部

部長全 文一